色々なダイエット

ローフード・ダイエット

ローフード(raw food)とは「生食」のこと。食材を加熱せずに食べるのがローフード・ダイエットです。はじめはアメリカのハリウッドスターなどを中心に美容食として注目を集め、その後徐々に世界に広がっているようです。

キーワードは「酵素」。ローフードは加熱処理(厳密には48℃以上の加熱処理)をしないので、食材中の酵素やビタミンが破壊されずに腸まで届きます。そのため新陳代謝や消化機能が改善され、美容(とくに肌)やアンチ・エイジング(老化防止)に効果があるとのことです。

日本には昔から刺身や漬物など、新鮮な食材をそのまま食べる文化がありますので、今さらローフードと言ってもピンと来ないかもしれませんが、セレブなどはローフード専門の高級レストランを利用して美容と健康の維持に励んでいるようです。

ただ、ローフードは加熱処理をしない分、ミキサーなどで本格的に調理しようとすると少々面倒です。忙しい現代人にはちょっと敷居が高いようにも思いますが、逆に、何でも生で食べればいいのですから簡単といえば簡単。素人でもすぐに実践できる簡単なローフード料理から毎日の食事に取り入れてみましょう。

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ローフード食材で有名なのは、生野菜(アボカド、アロエ、トマト、スプラウト類など)、果物(オレンジ、パパイヤ、りんご、バナナ、ブルーベリーなど)、海草類、ナッツ類、漬物、刺身など。調理などしなくてもそのまま食べられるものばかりですよね。ローフードはカロリーが低い割には、腹持ちがいいので、空腹対策にも好都合です。

また、ローフードダイエットとプロテインダイエットを組み合わせれば、一見質素とも思えるプロテインダイエットに華やかなバリエーションが生まれます。毎日のプロテイン食とローフードで、自分に合った最高のダイエットメニューを考えてみてください。

低インスリン・ダイエット

《インスリンとは》
血糖値を調整するホルモン。血液中の糖分(ブドウ糖)を筋肉や臓器に運んでエネルギーに変える働きをしています。しかし、余ったエネルギーを脂肪として蓄える働きもしているため、ダイエットの世界では「肥満ホルモン」とも呼ばれています。

《低インスリン・ダイエットとは》
このインスリンが過剰に分泌されるのを抑えようというのが「低インスリン・ダイエット」です。インスリンは食事などで血糖値が急上昇した際に、それを抑えようと大量に分泌されますので、血糖値の上がりにくい食品を選ぶというのが低インスリン・ダイエットの中心になります。

《実践方法》
3大栄養素の1つである炭水化物は体内でブドウ糖に変化して吸収されます。このブドウ糖が最もインスリンの分泌を刺激しますので、低インスリンダイエットでは炭水化物(米や小麦などの主食)の摂取に最も注意が必要です。摂取量を制限するだけでなく、同じ炭水化物でも血糖値の上がりにくい食品を選びます。具体的には、白米ではなく玄米、食パンではなくライ麦パン、うどんではなくパスタやそば、という具合です。また、海藻類やきのこ類、ナッツ類は血糖値が上がりにくい食品ですので、うまく食事に取り入れてみてください。

さらに、食べる順番も重要です。空腹状態でいきなり炭水化物(糖分)を摂取すると血糖値が急上昇してしまいますので、まずはサラダやスープなどの副菜、次に肉や魚のメインディッシュを味わい、最後に米やパンを食べるようにすると、血糖値の上昇がゆるやかになります。当然のことですが、甘いもの(お菓子など)はダイレクトに血糖値を上昇させますので、なるべく避けたいところですが、食べるなら食後に少量にしてください。

《プロテインダイエットとの併用》
プロテインダイエット実践中にどうしてもお腹が空いたとき、どうせつまみ食いするのなら、きのこや海草、ナッツ類にしましょう。また、プロテインシェイク等はそもそも血糖値が上がりにくいと言えますが、それでも糖分が気になる方は、はじめに海草サラダやきのこサラダを食べてから飲むというのも良いでしょう。

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変わり種ダイエット

これまでに行なってきたプロテインダイエット以外のダイエットをご紹介します。

《ダイエット食品いろいろ》

【ダイエットビスケット】
デスクワーク中、どうしてもお腹が空いた時につまんでいました。
(例・・・パーフェクトプラス ダイエットビスケット)

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【キムチ・スープ】
唐辛子に含まれるカプサイシンという物質が熱エネルギーの代謝を促進。汗をかきかき飲んでいると、確かに体中が燃えている気分です。
(例・・・グリコ 赤はるさめスープ キムチ入りチゲ)

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【炭酸水】
レモン汁を少々垂らして、ビール代わりに飲んでいました。コーラなど市販の炭酸飲料は糖分が多すぎるので、炭酸飲料は炭酸水を利用して自分で作っていました。ちなみに缶コーヒーの糖分も多すぎるので、コーヒーも自分で作りましょう。
(例・・・サッポロ おいしい炭酸水 )

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《オリジナル体操を考案する》

「何か運動しなければ!」とは思いつつも、忙しい日々を過ごしているとついつい後回しになって「気づけば今週も何もしなかった」ということ、多いですよね。そこで5~10分の隙間時間でいつでもできる「オリジナル体操」を各自で考案してみてはいかがでしょうか。私の場合は「ツイスト運動」をよくやっています。ラジオ体操にもある、腕をぶらぶら左右に振って腰を回転させるアレです(ウエストの引き締め効果があります)。あとは、片手片足を上げてフィギアスケートのポーズ(背筋を鍛えています)。うつぶせ状態で海老反りして口をパクパクさせる運動(アゴの肉を引き締める効果があります)。これら全部、テレビ等のダイエット特集から仕入れたものです。5分もあれば1セットできるので、やかんのお湯が沸くまでの時間などにも最適です。皆さんも自分の痩せたい部分などに着目し、「時間が空いたらこれをやる」というオリジナル体操セットを考えておけば、無理なく自然に運動ができると思います。


《24時間プチ断食》

あまりお勧めしませんが、ダイエットへの気持ちがゆるんでリバウンドしそうな時などには、自分に喝を入れるつもりで挑戦してみてください。断食によって一時的に胃袋が小さくなりますので、その後のダイエットがやりやすくなります。注意点は、断食中も水分は十分にとること(2リットル以上)。断食後の食事は、少量のお粥などから始め、数日かけて徐々に通常食に戻すこと。普通の日常生活には支障をきたしますので、体調の良い連休などを利用すると良いでしょう。